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新しい科学技術の社会的課題検討のための政策立案支援システムの構築

超スマート社会などの新しい科学技術が社会に展開するときには、研究開発の早い段階から検討されるべき社会的課題が存在している。これらの課題の特定と課題対応の方法論を整理し、政策立案を支援するシステムの開発を行う。

代表拠点:大阪大学
参画拠点:政策研究大学院大学、東京大学、京都大学、九州大学

プロジェクトメンバー

氏名役割
平川 秀幸
大阪大学COデザインセンター教授
プロジェクト代表者
八木 絵香
大阪大学COデザインセンター 准教授
プロジェクト統括
渡邉 浩崇
大阪大学COデザインセンター 特任准教授
プロジェクト統括補佐
工藤 充
大阪大学COデザインセンター 特任講師
プロジェクト実務全般
水町 衣里
大阪大学COデザインセンター 特任助教
プロジェクト実務全般

プロジェクト概要

新しい科学技術の普及は、恩恵とともに様々な問題を社会にもたらします。研究開発の成果が円滑に社会に受容され、便益が最大化されるためには、対処すべき問題や実現されるべき価値・ニーズなどの社会的課題を研究開発の早い段階から漸次的に特定・検討し、政策立案や制度設計、研究プログラムの策定に効果的に反映することが望まれています。そこで本プロジェクトでは、新規科学技術の社会的課題が政策立案等で的確に検討・反映されるのを促進する「社会的課題検討のための政策立案支援システム(ツール)」を構築することを目指します。

具体的な内容

(1)政策立案支援システム設計に資する過去事例の集積・分析
・過去の科学技術の社会的課題について、課題の特定・抽出および課題の対応に向けた方法論に関する国内外事例の先行研究についての文献調査。

(2)政策立案支援システムに対する現場ニーズの特定
・現在、研究開発が進行中の新しい科学技術(特に超スマート社会に関連した科学技術)に関する政策現場および研究現場における社会的課題検討のニーズを探索。

(3)政策立案支援システムの基本設計の検討(2016 年度)
・超スマート社会に関連した科学技術に関する市民の期待・懸念について、グループインタビューを通じた探索的な調査(2017 年 1 月 21 日、1 月 22 日実施)。
・政策立案支援システムの基本設計の構築。
・連携拠点、政策リエゾン、関連省庁の政策担当者、研究者、有識者を対象としたワークショップを通じた、政策立案支援システムの基本設計案に対する評価及び改善・再設計案の検討(2017年 1 月24日@SciREX オープンフォーラム・企画セッション)。

(4)政策立案ワークショップ(WS)の基本設計と施行(2017 年度)
・政策実務者・研究者対象(2017年7月14日、7月28日、9月8日@霞が関)。
・一般市民対象(2018年1月27日@福岡市科学館)。

※2018年4月時点での情報です。

研究成果・資料