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博士等に関する情報基盤の充実・強化及び人材政策と大学院教育の
改革に向けた事例研究

実施体制

研究実施者

氏名所属・役職
須藤 憲司 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 総務研究官
(2022年4月より)
星野 利彦 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 総括上席研究官
(2021年6月-2022年3月)
川村 真理 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 上席研究官
齋藤 経史 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 上席研究官
小柴 等 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 主任研究官
高山 正行 科学技術・学術政策研究所(NISTEP) 研究官
清水 昌平 理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)
前田 高志 ニコラス 理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)
三内 顕義 理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP)
柴山 創太郎 東京大学未来ビジョン研究センター 教授
吉岡(小林) 徹 一橋大学 イノベーション研究センター 講師

行政担当部署

部署
文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課(人材政策推進室)

プロジェクト概要

博士人材が、アカデミア、産業界、行政等の様々な分野で正規の職を得て、リーダーとして活躍する展望が描ける環境を整備するため、戦略的な人材政策の施策群パッケージの立案根拠となるエビデンスと諸施策の政策効果の評価に資する情報を提供する。これにより、諸施策のPDCAサイクルを適切に回し、より効果的かつ投資に見合った施策の見直しや次施策の検討を適時に行い、人材政策全体の投資効果の最大化を図る。

政策課題

博士人材が、知のフロンティアを開拓する多様で卓越した研究成果やイノベーションを生み出すには、内在する多様性に富む問題意識に基づき、能力をいかんなく発揮し、課題解決へのあくなき挑戦を続けられる環境の実現が求められる。特に、優秀な博士が、アカデミア、産業界、行政等の様々な分野で正規の職を得て、リーダーとして活躍する展望を描くことができる環境を整備するため、戦略的な施策群のパッケージとして人材政策を立案する根拠となるエビデンスと政策効果の評価に資する情報の収集が課題となっている。

具体的な研究計画

博士人材に関連する情報基盤の充実と施策の評価の精度を高め、人材政策に係るPDCAサイクルを強化する。
NISTEPは、2020~21年度の修士課程修了者の悉皆調査に続き、2022年度は博士課程在籍者の調査や博士課程修了者の追跡調査、ポストドクターの調査を行い、博士課程進学前・在籍中・修了後の博士人材等の研究環境、キャリア意識・動向や職位・処遇等の状況を把握し、これまで構築してきた「博士人材データベース」に代表される情報基盤を一層充実させつつ、行政当局へエビデンスを提供する。さらに理研AIPとの共同研究により、多様な調査等を活用した政策要素間の統計的因果探索の研究を行い、統計的に精度の高いロジックモデルの開発を目指す。
また東大及び一橋大は、既存データで一定の検証が可能な論点(例えば、博士課程在籍者の約半数を占める社会人経験者の教育研究面における位置づけ)のケーススタディを通じ、具体的なエビデンスを提供する。
人材政策課(人材政策推進室)は、大学院教育の担当局課室と連携し、上記の成果を共有しつつ、PDCAサイクルを適切に回し、既存事業の効果把握及びエビデンスに基づく効果的な人材育成策の企画立案を行う。

研究成果・資料

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