レジリエントな産学連携とイノベーション・システムのためのエビデンスの収集と分析
実施体制
研究実施者
氏名 | 所属・役職 |
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隅藏 康一 | 政策研究大学院大学 教授 |
吉岡(小林) 徹 | 一橋大学 講師 |
高橋 真木子 | 金沢工業大学 教授 |
枝村 一磨 | 神奈川大学 准教授 |
古澤 陽子 | 東京大学 特任研究員 |
黒河 昭雄 | 神奈川県立保健福祉大学 研究員 |
樋原 伸彦 | 早稲田大学 准教授 |
森川 想 | 東京大学 講師 |
菊地 乃依瑠 | 政策研究大学院大学 専門職(2021年6月-2022年3月) |
渡邉 万記子 | 政策研究大学院大学 専門職 |
行政担当部署
部署 |
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文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課 |
プロジェクト概要
産学連携はイノベーションの礎として新たな技術や経済的価値を生み出す。本研究では、レジリエント(環境激変下でも強靭で持続的)な産学連携とイノベーション・システムのためのエビデンスの収集と分析を行う。
政策課題
大学における研究活動により生み出された知識は、企業により外部知識として吸収されて研究開発に活用され、イノベーションの礎となる。大学はイノベーション・システムの主要な構成要素の一つであり、大学と企業の連携を促進するための産学連携政策は、科学技術イノベーション政策の中核をなす政策の一つである。産学連携は、人類社会に貢献する新たな技術や経済的価値を生み出すものであり、産学連携のレジリエント(環境激変下でも強靭で持続的)な実施は明るい未来社会を実現するために必要な先行投資である。
具体的な研究計画
本研究では、レジリエントな産学連携とイノベーション・システムのためのエビデンスの収集と分析を行う。
- ①経済的ショックといった予期せぬ状況が生じたとしても、大学から研究成果とイノベーションの創出が持続的に行われるためには、どのような政策的支援が必要なのかについての知見を得る。
- ②各大学から生み出された大学発ベンチャー企業が創出する価値を基軸とした、産学連携の新たな成果指標を創出する。
- ③産学双方の研究生産性が高まるためには、産学連携に関してどのような政策が必要なのかについての知見を得る。
- ④産学連携の成果の持続的な創出のために、研究支援人材についてどのような政策を立案したらよいかについての知見を得る。
- ⑤民間企業の資金を基礎研究に導入するためには、どのような仕掛けや政策的支援が有効なのかについての知見を得る。
- ⑥産学連携の継続的な実施の中で、予期せぬ状況変化に直面した時にそれを産学連携の成果の現象ではなく増大に結びつけるには、産学双方のサイドにおいてどのような研究・イノベーションのマネジメントが必要なのかについての知見を得る。