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2023年02月07日-
【終了しました】第44回SciREXセミナー「子ども虐待を防ぐ養育者支援 ~生物学・行動科学的エビデンスからの提言~」
RISTEX-社会技術研究開発センター, SciREX-科学技術イノベーション政策研究センター
【今回の資料や開催報告は以下よりご覧いただけます】
趣旨 | 日本の少子化問題については、1994年12月に策定されたエンゼルプランをはじめとして、20年以上にわたりさまざまな対策が試みられてきました。しかしながら、昨年の出生数はついに80万人を割る見通しであり、問題は悪化の一途をたどるばかりです。今回のSciREXセミナーでは、JST-RISTEXプロジェクトから「家族を支援し少子化に対応する社会システム構築のための科学的根拠に基づく政策提言」を取り上げます。 話題提供をしていただく黒田公美氏は、哺乳動物の親子関係を司る脳のメカニズムの観点から家族支援や少子化問題にアプローチし、例えば、哺乳動物が子育てをしなくなる・子を攻撃するようなリスク要因は人間の児童虐待事例でも高率で見られること、それらが重複しておこった場合に深刻な虐待につながることを見出してきました。この要因間の関係を計算して得られた暫定的なメカニズムからは、重度な虐待を効果的に予防するための養育者支援のポイントも浮かび上がってきたといいます。 今後、実効性の高い対少子化対策の立案には、子育てと子どもの発達に関する自然・社会科学の総合知が一層重要になると考えられます。また親子双方が満足できる生活のため、就労・介護など家族に関わる他の政策との整合性にも配慮が欠かせません。そこで後半は、行政側で少子化対策や子育て支援に取り組む酒井吉彦氏も交えて議論します。子育て支援のあり方が大きな話題となる今こそ、いろいろな分野の方々と一緒に考えたい重要な問題です。みなさんのご参加、ご意見をお待ちしています。 |
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講演者情報 | 【スピーカー】 【ディスカッサント】 【モデレーター】 |
日時 |
2023年2月22日(水)18:30 - 20:00 |
場所 | オンライン(Zoomウェビナー) |
言語 | 日本語 |
主催 | SciREXセンター |
参加申し込み、お問合せ | ※本セミナーは終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。 お問い合わせ先: SciREXセンター広報担当 |