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2020年10月08日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報 (10月1日~10月7日)

CRDS-研究開発戦略センター

「政策の科学」関連 海外情報  期間:10月1日~10月7日
海外の「政策のための科学」関連のウェブサイト等から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を以下のとおりまとめました。(文責:CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニット)

~英国通信大手の「O2」が英国で初めてとなる自動運転車ラボを立ち上げ~O2 launches UK's first driverless cars lab
英国宇宙庁の資金支援を受けて、英国通信大手の「O2」は、企業が5Gや衛星技術を使用して常時通信接続を維持する自動運転車を試験するための、英国初の商業ラボ(Darwin SatCom Lab)を立ち上げた。5Gは情報の送受信にかかる時間(タイムラグ)が1ミリ秒(4Gは20ミリ秒)で、通信速度は20Gbps(4Gは1Gbps)であり、強力で、高速、信頼性の高いデータ信号を提供することで、自動運転車が直面する数多くの技術的な課題に対処できる可能性がある。O2は既に2台のルノーの電気自動車を自動運転車に改造しており、O2のチームは、ノキア社が提供する5G機器と、衛星オペレーターであるヒスパサット社(Hispasat)が提供する静止通信衛星(GEO)を使用して、自動運転車の位置、動き、速度などを追跡する。

https://www.gov.uk/government/news/o2-launches-uks-first-driverless-cars-lab
(GOV.UK
記事) 元記事公開日: 2020/10/1

~英国をグリーン・エネルギーの世界的リーダーにするための新しい計画~New plans to make UK world leader in green energy
ジョンソン首相は、「よりグリーンな復興」に向けた計画を打ち出した。英国をクリーン風力エネルギーの世界的リーダーにすることにより、雇用を創出し、炭素排出量を削減し、輸出を促進する。1億6,000万ポンドの投資により、イングランド北部、スコットランド、ウェールズ等の地域の港やインフラを改修して、洋上風力発電能力を大幅に増強する。これにより、建設業界では約2,000の雇用が早急に創出され、また2030年までに港、工場、サプライチェーンで最大6万人の雇用が直接的・間接的に創出される。さらに、次世代の洋上風力タービンを製造し、クリーンエネルギーを英国に供給する。これらを通じて、英国企業は、世界中のエネルギー企業からオーダーや投資を獲得し、グローバルな競争力を高め、低炭素サプライチェーンをサポートする。

https://www.gov.uk/government/news/new-plans-to-make-uk-world-leader-in-green-energy
(GOV.UK記事) 元記事公開日: 2020/10/6

~BMBFがCovid-19の治療向上のためにドイツ全土の大学病院の研究活動を結束・強化~Karliczek: Netzwerk Universitätsmedizin startet vertiefte Forschungsarbeit zu Covid-19
連邦教育研究省(BMBF)は、現在のパンデミックに対処するために、「Covid-19大学医学全国ネットワーク」で、ドイツの大学病院における研究活動を結束・強化する。BMBFが総額1億5,000万ユーロを提供する大学医学ネットワークでは、13の優先トピックを特定しており、それらについて、病院横断的研究プロジェクトが開始される。ネットワークの目的は、できるだけ多くのドイツの大学病院や、必要に応じて他の関係者からのデータ、調査結果、行動計画、診断、治療戦略等を収集し、評価することにある。これらの知識、スキル、リソースをプールすることで、Covid -19に苦しむ人々に可能な限り最善のケアを提供する体制とプロセスを病院内に構築することを目指している。

https://www.bmbf.de/de/karliczek-netzwerk-universitaetsmedizin-startet-vertiefte-forschungsarbeit-zu-covid-19-12649.html
 
(BMBF記事) 元記事公開日: 2020/10/1

~ドイツ:危機の時代において、特に中小企業の社内トレーニングを支援する必要がある~Karliczek: In der Krise müssen wir besonders auch kleine und mittlere Ausbildungsbetriebe unterstützen!
連邦教育研究省(BMBF)が資金提供し、企業の社内トレーニングの支援を目標とするJOBSTARTER plusプログラムに関するデジタル会議が10月6日に開始される。これに関して、カルリチェクBMBF大臣は次のように語った。「中小企業は、コロナパンデミックの経済的影響に苦しんでいる。このようなパンデミックの時代でも、彼らが社内トレーニング活動を継続できるように、特別な支援を与える必要がある。なぜなら、熟練労働者を確保することは、我々の繁栄を確保するだけでなく、気候変動やデジタル化などの将来課題に取り組めるようにするための最も重要なタスクの1つだからである。それ故、JOBSTARTER plusの各プロジェクトに対して、13万ユーロを支援して行く」。

https://www.bmbf.de/de/karliczek-in-der-krise-muessen-wir-besonders-auch-kleine-und-mittlere-ausbildungsbetriebe-12696.html
 
(BMBF記事) 元記事公開日: 2020/10/6

~フランス:ANRが研究と起業家間の交流促進を目的とするDeeptech Tourでデジタル講演会を開催~ANR, a partner of the Deeptech Tour to promote exchanges between research and entrepreneurship players
国立研究機構(ANR)は、10月13日と21日の両日に、フランス公共投資銀行(Bpifrance)が主催する(研究者、博士課程の学生、エンジニア、起業家向けの)Deeptech Tourで2つのデジタル講演会を開催する。10月13日は、ANRのEERB(環境、生態系、生物資源)部門の責任者であるフレデリック・モノット氏がAFYREN社CEOのニコラス・ソルデ氏と共に非バイオマス植物から生体分子の生産に関する講演を行う。10月21日は、ANRの会長兼CEOのティエリー・ダマーバル氏がPSL研究大学の学長らと共に、DeepTechタワーの開設について講演する。ANRは研究プロジェクトへの支援を強化し、技術と知識の移転を加速するために、2019年1月にフランス公共投資銀行と戦略的パートナーシップを締結し、Deeptech Tourのパートナーとなっている。

https://anr.fr/en/latest-news/read/news/lanr-partenaire-du-deeptech-tour-pour-favoriser-les-echanges-entre-les-acteurs-de-la-recherche-et/
 
(ANR
記事) 元記事公開日: 2020/10/6

~DOEが米国の石油と天然ガスの恩恵に関する報告書を発行~Department of Energy Issues Report on Benefits of U.S. Oil and Natural Gas: Providing Energy Security and Supporting Our Quality of Life
米国エネルギー省(DOE)の化石エネルギー局(FE)は、「米国の石油と天然ガス:エネルギー安全保障の提供と生活の質の支援」(U.S. Oil and Natural Gas: Providing Energy Security and Supporting Our Quality of Life)と題する新しい報告書を発表した。この報告書は、米国の経済的繁栄を維持し、将来の持続可能な国内エネルギー供給における、先端エネルギー技術のイノベーションの重要な役割を認めると同時に、石油および天然ガス部門が米国民の日常生活にもたらす重要な恩恵を認識している。天然ガスは米国の発電の最大の貢献者であるだけでなく、石油と天然ガスの組み合わせは、米国の石油化学製品製造業を活性化し、ハイテク材料を供給し、液化天然ガスの輸出により貿易を増加させ、再生可能エネルギーを支援し、全米で高賃金の職を創出する。
https://www.energy.gov/articles/department-energy-issues-report-benefits-us-oil-and-natural-gas-providing-energy-security
(DOE
記事) 元記事公開日:2020/10/5

~全米の中学校と高校のチームが参加する科学数学コンテスト(NSB)の登録開始~Registration Now Open for DOE's 2021 National Science Bowl®
米国エネルギー省(DOE)は、DOE科学局が主催する第31回National Science Bowl®(NSB)の登録開始を発表した。このコンテストは、米国で最大かつ最も権威のある学術的な数学と科学のコンテストの1つで、高校と中学校の2つのカテゴリーで行われ、毎年何千人もの学生が参加する。各参加チームは4~5人の生徒とコーチを務める教師で構成される。コンテストでは学生はペースの速い口頭フォーラムに参加して、技術的な問題を解決し、科学と数学のすべての分野の質問に回答する。各地域大会の優勝チームは、2021年4月29日から5月3日までワシントンD.C.で開催される全米決勝に出場する。毎年、1万4,000人以上の学生が参加するもので、NSBの過去30年の歴史では、これまで31万5,000人以上の学生が参加している。

https://www.energy.gov/articles/registration-now-open-doe-s-2021-national-science-bowl
(DOE記事) 元記事公開日:2020/10/7

~EUが欧州エネルギー・インフラ・プロジェクトに約10億ユーロを投資~Investing in new energy infrastructure: Green light for EU grants worth nearly €1 billion
EU加盟国は、欧州横断インフラのための支援プログラムである「コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティー(CEF)」の下で、主要な欧州エネルギー・インフラ・プロジェクトに9億9,800万ユーロを投資するという欧州委員会(EC)の提案に合意した。これにより、10のプロジェクトに資金が提供される。最大の資金は、バルト海を介して海底電力ケーブルでポーランドとリトアニアを接続し、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランドの電力市場を適切に統合する「バルト海同期プロジェクト」(7億2,000万ユーロ)に充てられる。その他のプロジェクトとしては、ハンガリーとスロバキアを結ぶスマート・グリッド・プロジェクト(1億200万ユーロ)、ベルギーとオランダの港の「ポルトスCO2輸送ネットワーク・プロジェクト」(1億200万ユーロ)等がある。

https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_20_1803
(欧州委員会記事) 元記事公開日:2020/10/2

~米国:教育省が質の高い公立チャータースクールの設立・拡大のために1億3,100万ドルを助成~Secretary DeVos Announces More than $131 Million in New Funding to Create and Expand High-Quality Public Charter Schools
教育省(ED)のベッツィ・デボス長官は、全米に数百の質の高い公立チャータースクールを設立・拡大するために1億3,100万ドルを超える助成を行うと発表した。助成金の受領者には、3つの州のチャータースクール協会、5つの州の教育機関、および10を超える非営利団体が含まれる。本日の発表は、公立チャータースクールに通うことを望んで待機している、何百万もの米国の家族に救済を提供するものである。チャータースクール・プログラム(CSP)の一環として授与されるこの資金は、既存のチャータースクールの生徒数を増やし、新しい公立チャータースクールの立ち上げを支援し、チャータースクールが施設にアクセスできることを保証する。 CSPは、数万の新しい公立チャータースクールの設立を支援してきた、効果的な超党派支援プログラムである。
https://www.ed.gov/news/press-releases/secretary-devos-announces-more-131-million-new-funding-create-and-expand-high-quality-public-charter-schools
(教育省
記事) 元記事公開日:2020/10/2

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