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2020年04月09日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報 (4月2日~4月8日)

CRDS-研究開発戦略センター

「政策の科学」関連 海外情報  期間:4月2日~4月8日
海外の「政策のための科学」関連のウェブサイト等から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を以下のとおりまとめました。(文責:CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニット)


~英国:DASAが過酷な環境における自律走行車の改善に200万ポンドを投資~DASA awards £2m to fast-track autonomous vehicles in harsh conditions
国防・安全保障促進機構(DASA)は、過酷な環境での自律走行システムの運用方法の強化を目的とする21件の契約(合計210万ポンド相当)の締結を発表した。これは、昨年のDASAによる困難な条件下での自律システムの運用方法を改善するためのソリューションや技術を求めた公募に基づくものである。プロジェクトマネージャーのマレンダー氏は「軍事作戦はあらゆる種類の困難な環境で行われており、これらの作戦に自律システムを参加させるには、環境に関係なく効果的かつ効率的に運用できる能力が必要である」と述べている。
https://www.gov.uk/government/news/dasa-awards-2m-to-fast-track-autonomous-vehicles-in-harsh-conditions
(GOV.UK記事) 元記事公開日:2020/4/2


~英国:コロナウイルス流行後の英国の回復力を構築する野心的な技術に2,000万ポンドを投資~£20 million for ambitious technologies to build UK resilience following coronavirus outbreak
政府は、コロナウイルス流行後の、英国の回復力を構築する野心的な技術に2,000万ポンドを投資すると発表した。この政府資金により、企業は、コロナウイルス流行や将来の同様の状況による長期的な影響に対する英国の回復力の向上に貢献できる可能性がある。最大5万ポンドの助成金が、技術や研究に特化した企業に提供され、配達サービス、食品製造業、小売業、運輸業の業界で、新しい働き方の開発や回復力の構築に役立つだけでなく、今回の大流行のような状況で、家庭にいる人々を支援することができる。
https://www.gov.uk/government/news/20-million-for-ambitious-technologies-to-build-uk-resilience-following-coronavirus-outbreak
(GOV.UK記事) 元記事公開日:2020/4/3

~英国:DASAが「広範囲にわたるバイオセンシング」公募を開始~Competition: Biosensing across wide areas
国防・安全保障促進機構(DASA)が、「広範囲にわたるバイオセンシング」(Biosensing across wide areas)と題する公募を開始した。防衛や治安活動のために、現場で危険な生物学的因子を迅速に検出し特定する方法を改善する革新的な技術提案を求めている。今回は多段階公募のフェーズ2で、提案はフェーズ1で達成されたレベルよりも高いレベルの成熟度を提示する必要がある。プロジェクト終了までに、イノベーションが十分に開発され「技術成熟度レベル」(TRL)4から5の達成が期待される。フェーズ2の資金として、70万ポンドが提供される。
https://www.gov.uk/government/publications/competition-biosensing-across-wide-areas
 
(GOV.UK記事) 元記事公開日:2020/4/6

~フランス:生物学的脅威への準備と即時対応に関するANR-BMBFプロジェクト公募の結果~Préparation et réponse rapide face aux menaces biologiques : les résultats de l'appel à projets ANR-BMBF
第6回仏独研究協力フォーラムで、両国は安全保障分野での共同研究の支援を再確認し、フランス国立研究機構(ANR)とドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、2019年6月に生物学的脅威に焦点を当てたプロジェクトの公募を開始した。生物学的脅威と市民を危険にさらす特定のリスクに直面した場合の予防、準備、検出、対応、回復力を強化する革新的なソリューションの開発支援を目的としている。提案は共通の基準に基づき、2つの機関で並行して独立して評価され、フランスのパートナーを含む4つのプロジェクトがANRによって選出された(全体予算は300万ユーロ)。
https://anr.fr/fr/actualites-de-lanr/details/news/preparation-et-reponse-rapide-face-aux-menaces-biologiques-les-resultats-de-lappel-a-projets-anr/
(ANR記事) 元記事公開日:2020/4/7


~米国:DOEが低コスト核融合コンセプトに3,200万ドルを投資~Department of Energy Announces $32 Million for Lower-Cost Fusion Concepts
米国エネルギー省(DOE)は、「核融合エネルギーを実現するブレークスルー」(BETHE)プロジェクトの一環として15のプロジェクトに3,200万ドルの資金を提供すると発表した。これらのプロジェクトは、低コスト核融合コンセプトの数と性能レベルの向上を目的として、商業的に実現可能な核融合エネルギーの開発に取り組む。DOE次官のメネゼス氏は、「BETHE研究チームは、核融合研究の最近の進歩と核融合コミュニティの拡大を基盤として、コストを削減し、次世代の核融合技術のための実行可能な商業的機会を育成するものである」と述べた。
https://www.energy.gov/articles/department-energy-announces-32-million-lower-cost-fusion-concepts
(DOE記事) 元記事公開日:2020/4/7


~米国:DOEが機械学習と人工知能の高度研究に3,000万ドルを投資~Department of Energy Announces $30 Million for Machine Learning and Artificial Intelligence Research
米国エネルギー省(DOE)は、「科学的調査」と「複雑なシステムの管理」のための、機械学習(ML)と人工知能(AI)の高度研究に最大3,000万ドルを提供する計画を発表した。異なる2つの領域を網羅するもので、一つは、物理科学全体の研究を中心とした予測モデリングとシミュレーションのためのMLとAIの開発に焦点を当て、もう一方は、複雑なシステムの管理における「意思決定支援」のための基本的なMLとAIの研究に焦点を当てるものである。この基礎研究がMLとAIの急速な応用の拡大や、COVID-19などの世界で最も困難な課題を解決する際に、米国を最先端に保持することに役立つ。
https://www.energy.gov/articles/department-energy-announces-30-million-machine-learning-and-artificial-intelligence
(DOE記事) 元記事公開日:2020/4/8


~EU:ECと欧州投資基金(EIF)が10万の中小企業の支援のために80億ユーロを解放~Coronavirus: Commission and European Investment Fund (part of EIB Group) unlock €8 billion in finance for 100,000 small and medium-sized businesses
欧州委員会(EC)は、欧州戦略投資基金(EFSI)から10億ユーロを解放して、欧州投資基金(EIF)に保証を提供する。EIFは銀行等の貸し手にインセンティブを与える特別な保証を発行する。これにより、コロナウイルス・パンデミックで経済的影響を受けた少なくとも10万の欧州の中小企業に流動性が提供され、推定80億ユーロの資金が利用可能となる。パンデミックの重大な経済的影響の1つは、突然の流動性の喪失であり、中小企業が最もその影響を受けるため、十分な流動性を提供して支援することが不可欠である。
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/IP_20_569
(欧州委員会記事) 元記事公開日:2020/4/6


~欧州防衛基金:EUが新しい共同研究と産業プロジェクトに資金を提供~European Defence Fund: EU funds new joint research and industrial projects
欧州委員会(EC)は、2020年度共同防衛産業プロジェクト公募(1億6,000万ユーロ超)の開始および2019年度公募(1,900万ユーロ超)で選出された7つの新しい防衛研究プロジェクトを発表する。ECは将来のパンデミック危機対策に有益な、予防的および治療的な免疫療法などの化学・生物・放射性物質・核(CBNR)医療対策の設計や試験等を含むプロジェクト提案を求めており、今回の公募では、ドローンなどの無人航空システムを検知して対抗するための能力の向上や、サイバー状況の認識と防衛能力、防衛ネットワーク、および安全な通信と情報共有のための技術の強化も対象としている。
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/IP_20_595
(欧州委員会記事) 元記事公開日:2020/4/6


~米国:HHSがCOVID-19対策のために、1億8,600万ドルの追加資金を発表~HHS Announces Upcoming Funding Action to Provide $186 Million for COVID-19 Response
米国保健福祉省(HHS)は、米国の新型コロナウイルス(COVID-19)対策支援を目的として、疾病予防管理センター(CDC)を通じて、州と地方の管轄区域に追加資金として1億8,600万ドルを提供するための資金調達を行うと発表した。HHSのアザー長官 は「州や地方の公衆衛生部門は、パンデミックとの闘いの最前線にいる。これらの新しい資金は、彼らがこの新しい脅威に打ち勝つために必要な検査やサーベイランス機能の構築に役立つ」と述べた。CDCは既存のネットワークを活用して、州および地方の管轄区域に連絡し、この初期資金を配布する。
https://www.hhs.gov/about/news/2020/04/06/hhs-announces-upcoming-funding-action-provide-186-million-covid19-response.html
(HHS記事) 元記事公開日:2020/4/6

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