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2019年11月15日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報 (11月7日~11月13日)

「政策の科学」関連 海外情報  期間:11月7日~11月13日
海外の「政策のための科学」関連のウェブサイト等から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を以下のとおりまとめました。(文責:CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニット)

~「倫理の地政学」により、グローバルなAI倫理規則の合意を得ることは困難~The real AI challenge: A 'geopolitics of ethics' makes it hard to agree on global ethics rules, experts say
人工知能(AI)をどのように規制するかを決定することは、世界中の立法者たちにとって困難な仕事である。世界中の90を超える官民のグループが、AI倫理に関する推奨ガイドラインを公開しているが、具体的に政府が何をすべきかについてのコンセンサスはない。異なる文化や、産業、政策により、グローバルな規則を作成する取り組みが複雑になっている。
https://sciencebusiness.net/report/real-ai-challenge-geopolitics-ethics-makes-it-hard-agree-global-ethics-rules-experts-say
(Science|Business記事) 元記事公開日:2019/11/7

~EU、英国:ブレグジットを超えて、汎欧州の協力を維持していくことが大切~Beyond Brexit: How to keep pan-European health partnerships intact
欧州連合(EU)の革新的医薬品イニシアチブ(IMI)事務局長のピエール・ムーリアン氏は、英国のEU離脱により、主要な医療と研究のパートナーシップがバラバラにならないようにする方法を見つけ、この重要な分野で英国と欧州が長期的に協力できる方法を練る必要があると述べた。重要なのは政治を超えて、これらの分野での協力を維持することである。
https://sciencebusiness.net/beyond-brexit-how-keep-pan-european-health-partnerships-intact 
(Science|Business記事) 元記事公開日:2019/11/11

~スイス:EPFLがフィンテックでの信頼構築を目指す~EPFL aims to build trust in fintechs
新しい研究プログラムは、スイスのオンライン銀行であるSwissquoteがサポートして、Swiss Finance Institute @ EPFLの専門知識と、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)のデータ科学者やデジタル信託の専門家の知見を組み合わせるもので、未開発の潜在的な知識が生まれる可能性が期待されている。EPFLは、金融とコンピューターサイエンスの最先端の専門知識を備えた数少ない大学である。
https://sciencebusiness.net/network-updates/epfl-aims-build-trust-fintechs
(Science|Business記事) 元記事公開日:2019/11/12

~OECDが加盟国に患者のアウトカムデータの収集能力向上を求める~OECD calls for more attention to patient-reported outcomes
経済協力開発機構(OECD)は、加盟国に対して、患者が報告した結果や経験にもっと注意を払い、一貫性のある調和の取れた方法でこれらのデータを収集・報告できる能力を高めるように求めた。現状では、患者のアウトカムデータは特定の機関等に限定され、孤立しており、詳しいデータがあれば、国民の知識が増え、患者の治療の選択肢が広がるとしている。
https://sciencebusiness.net/healthy-measures/news/oecd-calls-more-attention-patient-reported-outcomes
 
(Science|Business記事) 元記事公開日:2019/11/12

~EU:欧州大学イニシアチブのキックオフ・イベントの開催~Kick-off event of the European Universities Initiative
11月7日欧州大学イニシアチブ(European Universities Initiative)のキックオフ・イベントがブリュッセルで開催され、閣僚、17の欧州大学の代表、学生、および学者が参加して、高等教育の将来に関連する様々なトピックについて検討した。イベントでは、今秋に開始予定の欧州大学イニシアチブの2回目の提案公募に関する説明会も行われた。
https://sciencebusiness.net/network-updates/kick-event-european-universities-initiative
(Science|Business記事) 元記事公開日:2019/11/12

~ロシア:ファーウェイのAI戦略がロシアのAIエコシステムを進化させる~Huawei advances AI strategy in Russia, propelling AI ecosystem to new levels
ロシアのモスクワで開催された「AIジャーニー」において、ファーウェイ(Huawei)が、最新のAI技術とベストプラクティスを紹介すると共に、ロシアのAIエコシステムを前進させるための将来計画について講演を行った。「AIジャーニー」は、ロシアの人工知能(AI)とデータ分析分野における最大規模で、影響力が最も大きいイベントの一つである。
https://sciencebusiness.net/network-updates/huawei-advances-ai-strategy-russia-propelling-ai-ecosystem-new-levels
(Science|Business記事) 元記事公開日:2019/11/13

~米国:NIHがデータ共有強化のためのポリシー案を作成~Why NIH is beefing up its data sharing rules after 16 years
米国国立衛生研究所(NIH)は、NIHの助成を受けたすべての研究者に対して、彼らのデータセットを同僚が利用できるようにすることを義務付けるポリシー案を発表した。NIHの助成を受けている被授与者は、研究対象のプライバシーを保護する手順を含む、詳細なデータ共有計画を提出する必要がある。NIHは2020年1月10日までにコメントを受付、来年中に規則を発行予定。
https://www.sciencemag.org/news/2019/11/why-nih-beefing-its-data-sharing-rules-after-16-years
(Science記事) 元記事公開日:2019/11/11

~米国:上院議員がAIやその他の最先端分野への1,000億ドルの追加投資を提案~United States should make a massive investment in AI, top Senate Democrat says
チャールズ・シューマー上院議員(民主党、ニューヨーク州)は、ワシントンD.Cで開催された上級政策立案者とのシンポジウムにおいて、政府が人工知能(AI)やその他の最先端分野に関連する基礎研究に5年間で1,000億ドルを追加投資する、新しい国家科学技術基金の創設を提案した。この提案は、最近発令された大統領令を含むAIおよび関連分野への関心の高まりを反映している。
https://www.sciencemag.org/news/2019/11/united-states-should-make-massive-investment-ai-top-senate-democrat-says
(Science記事) 元記事公開日:2019/11/11

~米国:EPAの「データ透明性提案」の補足案を批評家たちが批判~EPA's 'secret science' plan is back, and critics say it's worse
米国環境保護庁(EPA)による「2018年データ透明性提案」の補足案のドラフトが、今週、ニューヨークタイムズ紙にリークされたが、批評家たちは「補足案は想定していたものよりひどい内容である」として猛烈に批判している。補足案では、EPA当局者が、基礎となるデータに公衆が適切にアクセスできないと判断した場合には、公衆衛生規則を定める際に、研究結果を無視できる幅広い権限を与えている。
https://www.sciencemag.org/news/2019/11/epa-s-secret-science-plan-back-and-critics-say-it-s-worse
(Science記事) 元記事公開日:2019/11/12

~EU:退任するERC議長が資金不足のため十分な研究支援ができなかったことを後悔~ Laggards gaining ground with ERC funding, president says
2019年末に退任予定のジャン・ピエール・ブルギニョン欧州研究会議(ERC)議長は、退任にあたり「1つの大きな後悔」は、資金不足のために真に優れた数多くの研究提案に対して、ERCが毎年資金提供できなかったことであると述べた。またHorizon Europeの1,200億ユーロの予算確保にあたり、欧州議会には「強力な擁護」をする同志がいると示唆した。
https://www.researchprofessionalnews.com/rr-news-europe-horizon-2020-2019-11-laggards-gaining-ground-with-erc-funding-president-says/
(*Research記事) 元記事公開日:2019/11/12

~英国:化学出版における女性差別に関する報告~Huge study documents gender gap in chemistry publishing
英国王立化学会(RSC)の分析によれば、女性主導の論文は、同僚の男性の論文よりも、ジャーナルに拒否される可能性が高く、引用される可能性が低いとしている。これは、2014年1月から2018年7月の間にRSCに提出された70万件を超える論文の名前を分析した結果である。RSCは、出版業界には、女性に不利に作用する微妙なバイアスの複雑な相互作用があると結論付けている。
https://www.nature.com/articles/d41586-019-03438-y
(Nature記事) 元記事公開日:2019/11/11

~化石燃料から再生可能エネルギーへの移行が電力小売価格に与える影響~The transition from fossils to renewables and its impact on consumer prices
再生可能エネルギーの割合や電力小売価格の関係等について調査したレポートによると、電力供給ミックスにおける再生可能エネルギーのシェアの1%の増加が、0.03〜0.046%の範囲で電力小売価格の上昇をもたらしている。予測によれば、今後2年間で技術の進歩により再生可能エネルギーは化石燃料と同等の価格競争力を持ち、将来さらに費用対効果が高くなる可能性がある。
https://theconversation.com/the-transition-from-fossils-to-renewables-and-its-impact-on-consumer-prices-125242
(The Conversation記事) 元記事公開日:2019/11/9

~米国:トランプ大統領がダン・ブルイレット氏を新しい米国エネルギー長官に指名~President Trump nominates Dan Brouillette to be united states secretary of energy
トランプ大統領は、次期米国エネルギー省(DOE)の長官として、現DOE副長官のダン・ブルイレット(Dan Brouillette)氏を正式に指名した。同氏の指名が、上院で承認されれば、現職のリック・ペリー長官の後を受けて新たにDOE長官となる。ペリー氏は、ブルイレット氏の副長官としての業績と能力を評価し、上院での迅速な承認を求めた。
https://www.energy.gov/articles/president-trump-nominates-dan-brouillette-be-united-states-secretary-energy
(DOE記事) 元記事公開日:2019/11/7

~米国:DOEが核融合エネルギーの研究開発に3000万ドルを投資~Department of Energy Announces $30 Million for Fusion Energy R&D
米国エネルギー省(DOE)は、エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)の新プログラムである、「核融合エネルギーを可能にするブレークスルー」(BETHE)プロジェクトに、最大3,000万ドルを投資する。このプロジェクトは、商業的に実現可能な核融合エネルギーの開発を支援するもので、低コスト核融合コンセプトの数と性能レベルの向上を目指している。
https://www.energy.gov/articles/department-energy-announces-30-million-fusion-energy-rd
(DOE記事) 元記事公開日:2019/11/7

~米国:DOEが生態系プロセスの新しい研究に1000万ドルを提供~DOE to Provide $10 Million for New Research into Ecosystem Processes
米国エネルギー省(DOE)は、地球システムモデルの精度向上を目的とした新しい観測・実験研究に1,000万ドルを提供すると発表した。研究では、3つの異なるタイプの環境、すなわち陸上、流域、および地下に焦点を当てる。科学担当次官のポール・ダバー氏は、「このアプローチは、環境に影響を与える重要なプロセスの把握と地球システムのより予測的な理解に役立つ」と述べている。
https://www.energy.gov/articles/doe-provide-10-million-new-research-ecosystem-processes
(DOE記事) 元記事公開日:2019/11/8

~米国:DARPAが「サブTチャレンジ・アーバンサーキット」を開催~Subterranean Challenge Identifies Urban Circuit Location, Updates Prize Amounts
国防高等研究計画局(DARPA)の「サブTチャレンジ・アーバンサーキット」が、2020年2月18〜27日にワシントン州オリンピアで開催される。参加チームは、複雑な地下環境でできるだけ多くの目標物を発見するために、自律的な地上および空中システムを展開し、目標物のマッピング、識別、および報告を試みる。賞金は、1位50万ドル、2位25万ドル、3位10万ドル。
https://www.darpa.mil/news-events/2019-11-12
(DARPA
記事) 元記事公開日:2019/11/12

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