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2018年02月11日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報(2月5日~2月9日)

CRDS-研究開発戦略センター

「政策の科学」関連 海外情報  期間:2月5日~2月9日
CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニットにおいて、海外の「政策のための科学」関連のインターネットサイトやツィッターでの関連タグ(「政策のための科学」関連のツィートの抽出ができる)* から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を選択し、以下のとおりまとめました。(文責:林)
 
主なトピック: 【情報提供】
【情報提供】
 
~米国:研究開発費の増加がなければ米国の競争力が危険にさらされる~ U.S. Competitiveness at Risk Without More R&D Investment (26)
上院の公聴会で、科学関連の省庁関係者が、研究開発費が増額されなければ米国の国際競争力が失われると証言した。
https://www.bna.com/us-competitiveness-risk-b73014474884/ (Bloomberg BNA誌記事)
(参考)
National Science Board Statement on Global Research and Development (R&D) Investments NSB-2018-9
https://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=244465&WT.mc_id=USNSF_62&WT.mc_ev=click (National Science Board / NSF)
 
~米国:トランプ政権の科学への冷淡さ~ Trump shows his apathy for science (26)
Physics Today誌は、気候変動政策の変更や予算案から、現政権が科学に対して冷淡であるとしている。
http://physicstoday.scitation.org/doi/10.1063/PT.3.3842  (Physics Today誌記事)
 
~米国:トランプ大統領の予算案は科学とエビデンスに使われる余地があるか?~ Is There Room for Science and Evidence in Trump’s Budget? (28)
Paul Ryan下院議長とPatty Murray上院議員により議会に提出されたFoundations for Evidence-Based Policymaking Act (HR4174)は下院を通過する一方、トランプ政権は科学やエビデンスの活用には消極的である。今後の方向性について、エビデンスに基づく政策形成を支持するBipartisan Policy Centerによって記述された記事。
http://www.rollcall.com/news/opinion/opinion-room-science-evidence-trumps-budget  (Roll Call紙記事)
 
~米国:トランプ大統領の一般教書演説反応~ President Trump’s First State of the Union - Reaction  (26)
トランプ大統領の1月31日の一般教書演説では、科学技術に関して一部触れられたものの、その内容については不満の声が多い。以下は演説に対する反応:
(資料)
* Last Night Proved We Need More Scientists In Public Office:昨夜(一般教書演説)は政権がより多くの科学者を必要としていることを示した。
https://blogs.scientificamerican.com/observations/last-night-proved-we-need-more-scientists-in-public-office/  (Scientific American誌記事)
* 'Science Guy' Attends State Of The Union Address, And Some Scientists Aren't Happy:米国の科学コミュニケーター(Bill Nye氏)が一般教書演説に参加する一方、科学者の中には大統領の演説に不満も。
https://www.npr.org/sections/thetwo-way/2018/01/31/582047230/science-guy-attends-state-of-the-union-address-and-some-scientists-aren-t-happy (National Public Radio)
 
EU:欧州委員会が2020年以降の科学技術予算の重点項目についてコメントを募集~ European Commission Requesting Comment on Post-2020 S&T Funding Priorities (25)
欧州委員会ではHorizon2020以降の科学技術予算の重点項目について、「欧州での研究やイノベーションを加速させる」ために広くコメントを募集している。
https://ec.europa.eu/info/consultations/public-consultation-eu-funds-area-investment-research-innovation-smes-and-single-market_en#questionnaire  (欧州委員会ホームページ)
 
Science誌:私たちの科学、私たちの社会~ Our science, our society (25)
現在、科学は速いスピードで発展し大きな力を持っている一方、科学を否定する勢力も大きい。様々な組織が、個人の発見・発明を「社会の共有財産」にするように守らなければならないという主張の記事。
http://science.sciencemag.org/content/359/6375/499.full  (Science誌記事)

Nature誌:科学ブログがいまだに重要な訳~ Why science blogging still matters (25)
科学者のブログは、現在も多くのステークホルダーに知見を伝える重要なツールであり、科学コミュニケーションの上で大切であるという記事。
https://www.nature.com/articles/d41586-018-01414-6  (Nature誌記事)
 
LSEブログ:多ければ多いほど良いデータ?統計の決定理論を使ったデータ収集ガイド~ More data or better data? Using statistical decision theory to guide data collection (28)
London School of Economics and Political Scienceのブログに掲載された記事。品質を保証するのに必要なサンプルサイズの閾値は、必ずしも大きいサイズではないという記事。
http://blogs.lse.ac.uk/impactofsocialsciences/2018/02/02/more-data-or-better-data-using-statistical-decision-theory-to-guide-data-collection/ (LSEブログ記事)
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(参考)
現在、定期的に情報収集しているサイトは以下の通り:
アカウント@MIOIR、@sppgatech、@CSPO_ASU、@SPRU、@uclsteapp等。
 
海外情報は、【俯瞰:研究基盤】、【俯瞰:分析手法】、【俯瞰:政策デザイン】、【情報提供】、【ディスカッション】、【告知】に分類した。

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