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2018年01月14日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報(1月9日~1月12日)

CRDS-研究開発戦略センター

「政策の科学」関連 海外情報  期間:1月9日~1月12日
CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニットにおいて、海外の「政策のための科学」関連のインターネットサイトやツィッターでの関連タグ(「政策のための科学」関連のツィートの抽出ができる)* から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を選択し、以下のとおりまとめました。(文責:林)
 
主なトピック:【情報提供】
【情報提供】

~英国国会ブログ:Brexitに関わる科学技術サミットのためのエビデンス~ Brexit science and innovation Summit call for evidence launched (19)
2月にBrexitに関わる科学技術サミットが開催されるが、英国科学技術委員会はBrexit後の英国における科学、研究、イノベーションにどのようなリスクがあるのかを示すエビデンスを求めている。
http://www.parliament.uk/business/committees/committees-a-z/commons-select/science-and-technology-committee/news-parliament-2017/brexit-science-innovation-summit-launch-17-19/ 
(英国国会ホームページ記事)


~英国:「希望の星」が英国科学大臣に任命される~ Rising star appointed UK science minister (110)
1月9日に前任のJo Johnson氏に代わり、Sam Gyimah氏が英国大学及び科学大臣に任命された。同氏は保守党の有力議員であり投資銀行に勤務の経験がある。
https://www.nature.com/articles/d41586-018-00396-9 (Nature誌記事)
 
Guardian紙:英国政府は研究開発費増額を発表。資金はどこから?~ The government has promised more R&D. Where will the money come from? (19)
英国政府は今後10年間の科学技術に対する研究開発費の野心的な増額案を発表したが、その資金の大部分が民間から拠出される予定である。このことによる国家における研究の基礎を担う大学への影響について懸念を示した記事。
https://www.theguardian.com/science/political-science/2018/jan/04/the-government-has-promised-more-rd-where-will-the-money-come-from (The Guardian紙記事)
 
Financial Times紙:フランスのマクロン大統領が欧州規模のビッグデータ戦略を呼びかける~ France’s Macron calls for Europe-wide big data strategy (112)
中国で開催されているAIの国際会議に参加しているマクロン大統領は、中国や米国との競争に勝つためには、欧州規模のビッグデータ戦略が必要と語った。
https://www.ft.com/content/e451e1d4-f5de-11e7-88f7-5465a6ce1a00 (Financial Times紙記事)
 
Nature誌:ドイツ対エルセビア大学が更新料不払いのまま一時的な雑誌へのアクセスを獲得~ Germany vs Elsevier: universities win temporary journal access after refusing to pay fees (19)
ドイツの200におよぶ大学および研究機関が2017年末のエルセビアの更新費支払いを拒絶した。現在交渉中であり、アクセスは(一時的であるかもしれないものの)可能な状態であるとのこと。ドイツは国内すべての大学でのアクセス権を求めており、これにより総費用を削減したいという狙いがある。
https://www.nature.com/articles/d41586-018-00093-7 (Nature誌記事)
 
The Scientist誌:新しいイニシアチブによる仕事と資金の提供。ただし女性のみ。~ New Initiatives Offer Jobs, Funding to Women Only (19)
ドイツのマックスプランク研究所とオーストラリアのNational Health and Medical Research Councilは改革案として、女性研究者のみの研究ポジションと資金を提供することを発表した。科学における性差解消のための試みとのこと。
https://www.the-scientist.com/?articles.view/articleNo/51256/title/New-Initiatives-Offer-Jobs--Funding-to-Women-Only/ (The Scientist誌記事)
 
Scientific American誌ブログ:科学者による外交~ Diplomacy for Scientists (19)
SDGsの17のアジェンダを解決するのに、科学は最も有効な手段の一つと言われているが、科学と政治を繋ぐ役割の重要性が一層高まっている。この記事では、科学の外交的手腕を高めるための5つの重要な要素について述べている。
https://blogs.scientificamerican.com/observations/diplomacy-for-scientists/ (Scientific American誌記事)
 
Research Americaブログ:米国の科学に対する姿勢高い信頼と低い認知~Americans’ attitudes about science in 2017: High confidence, low visibility (19)
NPO団体であるResearch Americaによる米国の科学に対する姿勢に関するサーベイ調査。科学に対する信頼は高いものの、研究や研究者に対する認知が低いという結果が出た模様。
http://www.researchamerica.org/news-events/news/americans%E2%80%99-attitudes-about-science-2017-high-confidence-low-visibility (ブログ記事)
 
NY Times紙:トランプ大統領の科学に対する軽蔑~ Trump’s Disdain for Science (19)
歴代大統領の中で、最も科学アドバイザーが必要なのにもかかわらず、トランプ大統領は科学を軽蔑しているという論旨のNY Times紙の記事。
https://mobile.nytimes.com/2018/01/04/opinion/trump-disdain-science.html (NY Times記事)

NY Times紙:ウクライナの大志、地に根ざす~ Ukraine’s Lofty Ambitions, Fallen to Earth (19)
かつてはソビエト連邦の宇宙技術を担い、研究所や関連産業の拠点であったウクライナだが、戦争や政治的混乱により高い科学水準を維持することが困難になっている。そのような環境で、科学を継続させるために努力しているウクライナの人々についてのNY Times紙の記事。
https://www.nytimes.com/2018/01/01/science/ukraine-space-science.html (NY Times記事)
 
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(参考)
現在、定期的に情報収集しているサイトは以下の通り:
アカウント@MIOIR、@sppgatech、@CSPO_ASU、@SPRU、@uclsteapp等。
 
海外情報は、【俯瞰:研究基盤】、【俯瞰:分析手法】、【俯瞰:政策デザイン】、【情報提供】、【ディスカッション】、【告知】に分類した。

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