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2016年11月08日
【開催報告】第20回「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)
STiPS-公共圏における科学技術・教育研究拠点(大阪大学/京都大学)
2016年10月28日(金)に、大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 ステューデントコモンズ2階セミナー室Aにて、第20回「公共圏における科学技術政策」に関する研究会(STiPS Handai研究会)「Global issues and science policy: What role for science diplomacy?」を開催しました(大学院生対象の授業「科学技術と公共政策」の一環として開催)。今回のゲストは、Paul Harris氏。Harrisさんは、駐日オーストラリア大使館の参事官として、主に教育・科学における分野での業務に従事されている方です。授業の受講生8人(大学院生8人)が参加しました。
司会進行の工藤充助教より今回の研究会の趣旨説明、国際問題やそれにかかる科学技術外交の概要説明後、Harrisさんから、オーストラリア大使館での業務内容やなぜ科学技術外交が必要なのか、またオーストラリアがどのように日本や諸外国との外交に力を入れているかについてお話をいただきました。具体的には、科学技術外交とはどのようなものか、なぜ今オーストラリアが科学技術外交に力をいれて取り組んでいるのか、また、日本やアメリカ等の諸外国との研究助成の違い、相互の連携をもつことによる利点等についての情報提供がありました。
質疑応答の時間では参加した学生からの質問に合わせて、積極的な意見が交わされました。オーストラリアと日本の研究者に対する研究助成の考え方の違いや、オーストラリア独自の視点、また、科学技術外交における今後の課題等について検討しあった有意義な研究会となりました。