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成果・資料

【CRDS】(調査報告書)社会経済動向と科学技術イノベーション政策の変遷

タイトル

(調査報告書)社会経済動向と科学技術イノベーション政策の変遷

英語タイトル
著者名

国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) 研究開発戦略センター (CRDS) 

科学技術イノベーション政策ユニット

キーワード

科学技術イノベーション政策、社会経済動向

発行日

2018/04

出版者

国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター (CRDS) 

シリーズ番号

CRDS-FY2018-RR-01

URL

https://www.jst.go.jp/crds/report/report04/CRDS-FY2018-RR-01.html

シリーズ名
概要

我が国は現在、人口減少や少子高齢化の進行、地球環境・エネルギー問題、産業競争力の停滞など、数多くの社会課題に直面している。また、21世紀以降、冷戦後のグローバル化がいっそう進展するなか、ポピュリズム・一国主義・民主主義のゆらぎがあるものの、国際連合による持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた活動にあるように、各国共通して取り組むべき目標が掲げられる等の動きも認められる。こうした課題解決や目標達成に向けて“科学技術イノベーション”が重要な役割を果たすことが期待されており、社会動向を踏まえつつ、現在、社会課題を見据えた科学技術イノベーション政策の展開が重視され、今後も引き続き推進されるものと考えられる。

 一方、社会課題を見据えた科学技術イノベーション政策の傾向は、社会経済と科学技術とが密接に関係していることを改めて示すものであり、歴史的にも両者は多様な形で影響を及ぼし合ってきたといえる。20世紀の二つの世界大戦やその後の冷戦といった社会経済動向と科学技術との関係に見られるように、社会経済動向は科学技術イノベーション政策の方向性に大きな影響を与えると同時に、科学技術イノベーションも社会経済に多様な形で関わり、その動向を左右してきた。一方で、現在では、情報通信技術等の急速な発展が産業構造だけでなく、人々の生活にも変革をもたらしつつあるとともに、グローバル化のいっそうの進展により貧困格差拡大や保護主義といった新たな課題が生じている。そうした一連の動きの中で、社会経済と科学技術イノベーション政策との相互作用の範囲とスピードは増大し、それらの繫がりはますます複雑化しており、両者の関係を適切に捉えることは容易ではなくなってきたといえる。

 科学技術振興機構研究開発戦略センター(JST/CRDS)では、これまでに科学技術イノベーション政策の俯瞰を試み、科学技術イノベーション政策の歴史的な変遷を示してきた。これら報告書は、科学技術イノベーション政策の体系全体を俯瞰し、政策立案における基礎情報を提供したところである。しかしながら、上述したように、現在、社会経済動向を見据えた科学技術イノベーション政策の展開が期待されており、社会経済と科学技術イノベーション政策の関係を巡る歴史的な経緯を示すことも、科学技術イノベーション政策の立案・展開を図るうえで必要不可欠な情報であると考えられる。

 そこで、本報告書では社会経済動向と科学技術イノベーション政策との関係に着目し、それらの相互作用を簡潔な形で示すことを目指し、20世紀以後の社会経済と科学技術イノベーション政策の主な出来事を整理するとともに、それらの出来事について概説する。こうした社会経済動向と科学技術イノベーション政策との関係について歴史的な流れを示すことは、急激に大きく変動する社会経済および科学技術の動向の下で、科学技術イノベーション政策の今後について俯瞰的に検討する上で基礎的な情報になると考えている。本報告書が、政策担当者を含む科学技術イノベーション政策に関わる幅広い方々の歴史的な認識を深めると同時に、科学技術イノベーション政策の今後のあり方について改めて考えるきっかけとなることに期待したい。

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