成果・資料
[CSTIPS Discussion Paper Series 2018-WP01]大学教員のニーズから捉えたURAの役割
CSTIPS Discussion Paper Series は、九州⼤学科学技術イノベーション政策教育研究センター(CSTIPS)における研究成果を広く公開することにより、科学技術イノベーション政策に関する研究者及び⾏政機関並びに同政策のステークホルダーである企業及び⼀般市⺠等からコメントをいただくことを⽬的に刊⾏するものです。論⽂等に述べられている意⾒は、執筆者個⼈として発表するものであり、九州⼤学及び CSTIPS の公式⾒解を⽰すものではありません。
タイトル | 大学教員のニーズから捉えたURAの役割 |
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英語タイトル | |
著者名 | 池見 直俊(九州大学理学部等事務部) |
キーワード | |
発行日 | 2018年11月 |
出版者 | 九州⼤学科学技術イノベーション政策教育研究センター |
シリーズ番号 | 2018-WP01 |
URL | https://www.sti.kyushu-u.ac.jp/wp-content/themes/sti/doc/2018-WP01.pdf |
シリーズ名 | CSTIPS Discussion Paper Series |
概要 | 日本の大学に研究支援の高度専門職であるユニバーシティ・リサーチ・アドミニストレーター(URA)を普及させるための事業が開始されてから6年が経過したが、なお URA の役割は大学教員によって十分に認知されたとは言えない状況にある。このような現状を踏まえて、本研究では教員側のニーズという観点から URA の役割を検討した。9大学 25 人の URA を対象に行った業務実態に関するインタビュー調査、及び九州大学理学系部局の教員を対象に実施した質問票調査により得られたデータを分析した結果、教員が求める専門的支援業務の職能は、従来 URA の役割として定義されてきた業務の範囲を超える多様性を有していることが明らかになった。本稿では、分析結果から、今後 URA による支援が強化されるべき業務領域として「シンポジウム等開催のコーディネーション」等を取り上げ、その研究力向上における意義を検討した。 |