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成果・資料

(調査報告書)欧州における科学技術イノベーションネットワーク形成とデータ連結・拡張の動向

タイトル

(調査報告書)欧州における科学技術イノベーションネットワーク形成とデータ連結・拡張の動向

英語タイトル
著者名

国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) 研究開発戦略センター (CRDS) 

科学技術イノベーション政策ユニット

キーワード

科学技術イノベーション政策の科学、データ基盤、欧州

発行日

2017/03

出版者

国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター (CRDS) 

シリーズ番号

CRDS-FY2016-RR-04

URL

 http://www.jst.go.jp/crds/report/report04/CRDS-FY2016-RR-04.html(概要)

 http://www.jst.go.jp/crds/pdf/2016/RR/CRDS-FY2016-RR-04.pdf (本文PDF)

シリーズ名
概要

科学イノベーション政策研究のための研究インフラ:RISIS ( Research infrastructure for science and innovation policy studies) は、EUの7th Framework Programmeによって2014年から2017年までの4年間資金提供を受けているプロジェクトである。 



RISISは既存データ基盤のネットワーク化や共同研究の推進により新しい視点を与えられたデータ基盤の構築を目的にしている。 RISISプロジェクトは既存のPRIME Networkによる研究者コミュニティから発展し、科学技術イノベーション政策に必要なエビデンスを準備するためのデータ基盤構築のために事業を実施している。 この事業で特筆すべき点は、既存のデータベースをネットワークで結び、資金を少なく抑える工夫をしていることに加え、欧州研究領域(ERA)やRISISが設定した研究テーマに沿う形でデータ基盤を再構築している点である。 今まで、欧州におけるデータセットは各地の様々な大学・研究機関によって運営されており使用も制限されていたため欧州の研究者全体に共有されていなかった。 RISISは既存データ基盤のネットワーク化や共同研究の推進により新しい視点を与えられたデータ基盤の構築を目的にしており、共用プラットフォーム上で各種データの接続、分析が可能である。 同時に多様なデータを分析するためのツール、ソフトウェア開発も行っている。また、学生、様々な研究者、行政担当者に分析のためのデータの扱い方、分析ソフトウェアの使い方の研修も行っている。 

本報告書では、RISISの概要を捉えるだけでなく欧州におけるデータ基盤接続が行われた背景、今後の方向性を論じると共に、日本のデータ基盤との比較を試みる。

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