成果・資料
データ・情報基盤の今後の方向性の検討 ~国際動向調査とインタビュー調査を踏まえて~
タイトル | データ・情報基盤の今後の方向性の検討~国際動向調査とインタビュー調査を踏まえて~ |
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英語タイトル | Review of the future direction of data/information infrastructure- From studies of international trends and interview surveys - |
著者名 | 科学技術・学術政策研究所 第2研究グループ |
キーワード | |
発行日 | 8月-2016 |
出版者 | 科学技術・学術政策研究所 |
シリーズ番号 | 21 |
URL | http://doi.org/10.15108/nn021 |
シリーズ名 | NISTEP NOTE(政策のための科学) |
概要 |
科学技術・学術政策研究所では、文部科学省の「科学技術イノベーション政策における『政策のための科学』」推進事業の一環として、エビデンスに基づく科学技術イノベーション政策の基礎となるデータ・情報基盤の構築と活用を推進している。その今後の方向性を明確化するために、データ・情報基盤の国際動向や活用状況等の調査・検討を行った。
国際動向についての調査により、データの標準化に向けた国際的な取組やデータの相互連結とそれらの政策への活用に関する海外の動向を示した。また、国内の研究者等へのインタビュー調査や関係機関の有識者による会合において、多くの専門家が指摘している重要課題は、1ミクロデータの活用、2複数データベースの接続、の2点である。さらに、3データ・情報基盤が単にデータ分析の基盤に留まるのではなく、政策評価に有効な基盤となることの重要性、が指摘された。また、データ・情報基盤の構築に際しては、4研究者と政策担当者の相互交流と国際的な交流が不可欠、との指摘がなされた。また、行政において通常の業務を進めるなかでデータが自然に収集できるシステムを構築することの必要性が指摘された。 |