1. HOME
  2. 活動内容

お知らせ

お知らせ

2018年01月17日

【開催報告】第22回SciREXセミナー 『スター・サイエンティストと日本のイノベーション』を開催しました。

SciREX-科学技術イノベーション政策研究センター


研究者の中でも卓越した業績を持ち、ベンチャー起業や経営にも携わるスター・サイエンティスト。科学とビジネスの好循環を回す鍵となるこのような研究者はどこにいるのか、どのような特徴を持っているのか、米国での分析を皮切りに様々な研究が進んでいます。今回のセミナーでは先行研究を概観しつつ、本年度から開始した日本のスター・サイエンティストとイノベーションの関係や取るべき政策制度設計の分析についてお話し頂きました。


日時2018年1月10日 (水) 18:30-20:00
場所霞ヶ関ナレッジスクエア エキスパート倶楽部
主催政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター
話題提供者牧 兼充(早稲田大学大学院経営管理研究科准教授)
隅藏 康一(政策研究大学院大学教授)
ファシリテーター中澤 恵太(文部科学省 科学技術・学術政策局 政策科学推進室長)
参加者30名(関係府省、研究機関、大学、民間企業、報道機関、学生等)
概要牧准教授からは、「産学連携の面で見ると、日本のスター・サイエンティストは70年代から90年代にかけて大企業と強く連携してきたことがわかる。他国と比べて産学連携が遅れていたわけではない。今後の研究では日本のスター・サイエンティストの現状や誕生要因の分析を進める。将来的には、スター・サイエンティストになりうる研究者の育成や産学連携の加速にはどのような支援を行えばよいか、適切な制度設計にもつながる成果を出せれば面白い」とプロジェクトの概要についてお話いただきました。

隅藏教授からは現段階で分かっている日本のスター・サイエンティストの特徴や今後の課題についてご説明いただきました。発表の中では「論文の面から見ると、日本のスター・サイエンティストは植物学・動物学や免疫学、物理学に多い。しかし中心となる研究者と共同研究していたことで引用数が伸びている例も見られるため、特許数や研究資金獲得状況など多面的な分析からスター・サイエンティストを定義していく必要がある」との論点が紹介されました。

ディスカッションでは参加者から、「スター・サイエンティストの評価しようとして、論文、特許以外の可能性は考えられるか?」、「キャリアパスや私生活など、スター・サイエンティストの特質があるとすれば?」、「スター・サイエンティストを支援する上で効果的だったプログラムはどのようなものか?」といった質問が出ました。

今回ご報告いただいた研究は、JST社会技術研究開発センターの「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」として採択されており、2017年10月~2020年9月まで実施予定です。(https://ristex.jst.go.jp/stipolicy/project/project27.html)(文責:SciREXセンター事務局)
配布資料

当日の発表資料は以下よりご覧いただけます。

牧 兼充 先生(早稲田大学大学院経営管理研究科准教授)資料

隅藏 康一 先生(政策研究大学院大学教授)資料



アーカイブ