お知らせ
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2016年12月02日
科学技術イノベーション政策形成実務セミナー(第2回)「科学技術イノベーションに関する統計・指標入門」を開催しました
2016年12月1日(木)、政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)と科学技術・学術政策研究所(NISTEP)との共催で、「科学技術イノベーション政策形成実務セミナー(第2回):科学技術イノベーションに関する統計・指標入門」を開催しました。本セミナーでは、文部科学省や他府省の若手行政官や他部局から出向し初めて科学技術行政に関わる職員などを対象に、科学技術イノベーション政策に携わる上で必要な基本的な知識・概念、関係する統計やデータ・指標の情報、及びその読み解き方を身につけてもらうことを目的としています。
第2回となる今回は、NISTEPの伊神正貫科学技術・学術調査研究室長から
1.科学技術イノベーションに関する各種統計・指標の紹介、
2.科学技術指標2016やサイエンスマップ2014といった具体的指標から読み取れる日本の科学技術イノベーションの現況
3.財務省の税制度審議会等なされる主張を別の視点から分析した事例、などの紹介が行われ、最後に
4.研究評価における計量データの利用に関する注意点について、ライデン声明の解説が行われました。
その後、参加者との間での質疑応答では、ビッグデータやAIの活用がこのような指標やデータ分析に与える影響、データ分析を実際の政策評価に活用する際の課題などについて議論がなされました。
<参考リンク>
1) NISTEP データ・情報基盤リンク集
2) NISTEP 科学技術指標
3) NISTEP サイエンスマップ調査
4) NISTEP ブックレット:各種指標から読み取れる日本の科学技術イノベーションの現況について、研究力、人材、産学連携の各面について簡潔にまとめてあります。
5) Leiden Manifesto for Research Metrics
6) 小野寺, 伊神, 「研究計量に関するライデン声明について」, STI Horizon, 2016, Vol.2, No.4