「専門知の多様性と市民の意思を組み込んだ科学技術政策の形成に向けて」～原子力政策にダイナミクスを生み出すには～

　本シンポジウムは科学技術振興機構（JST）・社会技術研究開発センター（RISTEX）の「科学技術イノベーション政策のための科学」第 3 期研究開発プロジェクトである「原子燃料サイクル政策の受容に対する熟議的アプローチ：感情と技術の作用機序に着目して」（令和 4 年度～7 年度）の成果を報告し、有識者・ご参加の方々と討論を行うものです。
　高度な科学技術政策においては、しばしば意思決定が限られたアクターの間で進められやすく、多様な専門知や市民の意思を政策に十分に反映させることが難しいという構造的な課題があります。原子燃料サイクル政策は、その典型的な事例の一つです。本プロジェクトでは、政治学、心理学、行政学、原子力工学、エネルギー経済学などの多様なバックグラウンドをもつ研究者が集い、こうした困難を乗り越え、専門知の多様性と市民の意思を組み込んだ科学技術政策のあり方を模索してきました。本シンポジウムでは、その研究成果をもとに、今後の原子力政策の方向性を展望するとともに、より良い科学技術政策の形成に向けた提言を行うことを目指します。

〇モデレータ：
村上 朋子（日本エネルギー経済研究所 電力ユニット 上級スペシャリスト）

〇パネリスト：
鈴木 達治郎（NPO 法人ピースデポ 代表、長崎大学 客員教授）
寿楽 浩太（東京電機大学 工学部・教養教育センター 教授）
山本 章夫（名古屋大学大学院 工学研究科 教授）
城山 英明（東京大学法学部・公共政策大学院・未来ビジョン研究センター 教授）

2025年9月16日（火）10:00～15:00（9:30開場）

ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター

住所：
東京都新宿区西新宿８-１７-1 住友不動産新宿グランドタワー5 階

交通アクセス：
東京メトロ丸の内線 西新宿駅 1 番出口徒歩 4 分
都営大江戸線 都庁前駅 A5 出口徒歩 8 分
JR 新宿駅 西口徒歩 14 分

無料

【参加申込】
　参加申し込みはこちらを参照

【お問合せ】
（参加申込・事務的お問い合わせについて）シンポジウム事務局
E-mail：JST_sympo_jimukyoku(at)tky.ieej.or.jp
（本研究開発プロジェクトおよびシンポジウム内容について）法政大学 林 嶺那 教授
E-mail：reona(at)hosei.ac.jp

日本語

「専門知の多様性と市民の意思を組み込んだ科学技術政策の形成に向けて」シンポジウム実行委員会