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2020年10月30日-

<終了しました>SciREX特別セミナー 「変わりゆく世界での科学技術と国際関係 -世界情勢や日米関係の変化、国際的課題を踏まえた米大統領選後の展望-」

SciREX-科学技術イノベーション政策研究センター

趣旨

COVID-19のパンデミックから市民の健康を守るため、健全な科学と国際協力の重要性は世界の注目の的となっています。今日では様々な分野の科学技術が人類が共通の利益や共通の課題、新たな脅威に立ち向かうための有効な武器となっています。エネルギーと気候変動、人工知能、ゲノム編集、宇宙の平和利用、量子コンピューティング、世界的な飢餓への対応、サイバーセキュリティなどはその代表的な事例といえるでしょう。
地球規模で正しい方向へ科学開発と成果の利用を進めていくには、各国の間で思慮深い外交が必要です。しかし、近年のポピュリズムや権威主義的な政権の台頭、国際秩序の変化など世界情勢は複雑化の一途を辿り、冷静な外交が難しい状況です。この傾向はフェイクニュースの問題や一種の情報統制、加えて一部での専門家や専門知に対する不信感が高まることで悪化しつつあります。
今回の講演では、こうした背景の中で日米両国が国際社会と協力して科学技術を活用し、より持続可能で充実した健全な世界を作るためにどのようなことができるのか、共有する課題について議論します。
登壇者等詳細はこちら:SciREX特別ウェビナーのお知らせ

当日のスライド資料はこちら:John Holdren教授発表資料

講演者情報

スピーカー

ジョン ホルドレン博士
ハーバード大学教授、元米国政府科学技術政策局 局長
オバマ政権下で2009年から2017年まで大統領科学技術補佐官、ホワイトハウス直轄の科学技術局局長。1996年から2008年までハーバード大学ケネディスクールの環境政策Teresa & John Heinz 教授、地球惑星学部で環境科学政策教授(2017年2月にこれらの部署に再任)。また、現在ハーバードJohn A. Paulson Schoolの工学・応用科学部客員教授、ケネディ・スクール・ベルファー・センター科学・国際部門で科学技術公共政策プログラムの共同議長、中国北京の清華大学で特別客員教授を務める。
MITで航空・宇宙工学学士、修士号を取得、スタンフォード大学より理論プラズマ物理学で博士号取得。米国科学アカデミー、米国工学アカデミー、米国哲学学会、米国人文科学アカデミーの会員、ロンドン・ロイヤル・ソサイエティとインド国家工学アカデミーの外国人会員。1973年から1996年までカリフォルニア大学バークレイ校教授職にあり、エネルギーと資源の分野で学際大学院プログラムを設立、主導した。1995年にパグウォッシュ会議がノーベル平和賞を受賞した際、受賞講演を行った。この会議は国際的な軍備管理組織であり、氏はこの会議を1982年から1997年まで主導した。


コメンテーター

大塚 拓 衆議院議員
自由民主党 国防部会長、前内閣府副大臣
慶應義塾大学法学部卒業、東京三菱銀行へ入行。2005年 ハーバード大学ケネディ行政大学院 公共政策修士プログラム修了。2005年の第44回衆議院議員総選挙に自民党より出馬し当選。現在四期目。自由民主党内では国会対策副委員長、法務部会長、国防部会長、政府では財務副大臣、内閣府副大臣を歴任。
安全保障から経済金融、科学技術イノベーション分野の知識が深く、党内若手の国際派

上山 隆大 CSTI議員
総合科学技術・イノベーション会議常勤議員、GRIPS客員教授
1958年大阪生まれ。大阪大学経済学部経済学科博士課程修了。スタンフォード大学歴史学部大学院修了(Ph.D. )。上智大学経済学部教授・学部長、慶應大学総合政策学部教授、政策研究大学院大学副学長を経て、2016年4月から現職。スタンフォード大学歴史学部・客員教授、東北大学工学部大学院工学研究科客員教授などを歴任。主な著書に『アカデミックキャピタリズムを超えて:アメリカの大学と科学研究の現在』(NTT出版、読売・吉野作造賞)などがある。専門は、科学技術政策、科学技術史、公共政策、イノベーション政策、高等教育論。


モデレーター

角南 篤 センター長
SciREXセンターセンター長、GRIPS 特別学長補佐、笹川平和財団理事長
ジョージタウン大学School of Foreign Service卒業、コロンビア大学国際関係学修士、同大学政治学博士号(Ph.D.)。2015-2018年内閣府参与(科学技術・イノベーション政策担当)、外務省 科学技術外交推進会議委員、文部科学省 科学技術・学術審議会委員、内閣府総合科学技術・イノベーション会議基本計画専門調査会委員、等。2020年より政策研究大学院大学 SciREXセンター長、笹川平和財団理事長。

ジェラルド・ハネ 博士
日立アジア社 シニアエグゼクティブ、GRIPS客員研究員
日立アジア社 シニアエグゼクティブ、GRIPS客員研究員。バテル記念研究所と三菱商事の合弁会社であるバテル・ジャパンの社長など、10年以上にわたりアジアにおけるイノベーション、事業化に従事。クリントン政権下では科学技術政策局の国際戦略部長を務めたほか、国際戦略・問題担当部長、下院科学・宇宙・技術委員会の専門スタッフ等を歴任。ハーバード大学でイノベーション政策を中心とした政治経済学の博士号、スタンフォード大学で機械工学の学士号と修士号を取得。

日時

2020年11月10日 11:00-12:00

場所

Zoomウェビナーにて開催

言語

日本語、英語 (同時通訳あり)

主催

政策研究大学院大学 SciREXセンター

協力

米日カウンシル

参加申し込み、お問合せ

下記の申し込みフォームからご登録ください。
https://krs.bz/scirex/m?f=300

登録できない場合は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
scirex-center@grips.ac.jp

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