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2020年01月20日-
第30回SciREXセミナー 『分野融合政策の科学と可視化』(2020年1月30日開催)
SciREX-科学技術イノベーション政策研究センター
概要 | 急速な科学技術の進展に伴う社会課題の複雑化・深化に伴い、「分野融合研究」に寄せられる期待は近年ますます高まっています。そこで、本セミナーでは、分野融合研究の科学的意義及び政策的意義について改めて今日的な見地から議論いただきます。
セミナーは、三部構成で、第一部では、分野融合研究の意義・動機や科学技術政策上の位置付け等について概観した上で、その振興にあたっての様々な課題や隘路とその打開策について実際の事例も交えつつ議論いただきます。第二部では、分野融合研究のインパクト評価や融合効果の検証等に関する最近の研究成果について紹介いただきます。特に、リサーチ・フロント(トップ1%論文クラスター)毎に算出された研究インパクトの分析を通じて、政策形成の場でもしばしば暗に仮定(期待)されることのある「分野融合は研究インパクト向上にとってプラスに働く」との主張について、計量書誌学的アプローチに基づく検証結果が示されます。加えて、研究インパクトに寄与する他の要因やその程度についても一定のモデルに基づく分析結果が示され、その政策的示唆とあわせて議論されます。
第三部では、分野の枠を越えた全世界的な「知」の生産活動の現状や分野横断的なハイ・インパクト融合領域の形成状況、各国・各研究機関の寄与(国際プレゼンス)等を映し出す新たな可視化手法について紹介いただきます。あわせて、今後の発展研究の方向性やその具体的な政策実装の可能性についても議論されます。
※第二部及び第三部は講演者の最近の原著論文「Interdisciplinarity revisited: Evidence for research impact and dynamism. Palgrave Commun 5, 141 (2019)」に基づく内容を予定しています。 |
講演者、ファシリテーター | 話題提供者: 岡村 圭祐 氏 (文部科学省研究振興局基礎研究振興課 課長補佐)
ファシリテーター: 林 隆之 氏 (政策研究大学院大学 教授) |
日時 |
2020年1月30日(木)18:30~20:00
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場所 | 霞が関ナレッジスクエア エキスパート倶楽部
http://www.kk2.ne.jp/kk2/ex_club_web/ |
言語 | 日本語 |
主催 | SciREXセンター |
共催 | 文部科学省 |
参加申し込み、お問合せ | こちらからご登録ください。
お問い合わせは scirex-center@grips.ac.jp までご連絡ください。 |