温暖化に伴う北極域の環境変化は、生活インフラの崩壊や生態系の変化等、域内の社会・経済にさまざまな影響を及ぼし、地球全体への影響も懸念されている。加えて、北極海の海氷減少により北極海航路の利活用や未開発資源へのアクセス等経済的機会も期待される北極に、世界が注ぐ視線は熱い。我が国も、昨年10月に政府として初めて包括的な北極に関する基本政策を決定した。なぜ、今、北極に取り組むのか。北極が抱える課題や可能性、これらを巡る科学技術も活用した関係国の北極外交の状況、科学技術等日本の強みを活かした北極外交への積極関与の可能性とその意義について議論したい。

【話題提供者】
濱地 智子 氏
（政策研究大学院大学 SciREXセンター専門職）

角南 篤 氏
（政策研究大学院大学教授・学長補佐）

【コメンテーター】
白石 和子 氏
（外務省特命全権大使（北極担当））

2016年2月3日（水）

霞が関ナレッジスクエア　スタジオ

政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター（SciREXセンター）

【お問い合わせ先】
SciREXセンター広報・アウトリーチ担当
scirex-pr(at)grips.ac.jp