公的分野におけるICT 利活用の中で、国民生活に密着する医療分野のICT化は各国で進められている。日本においても、社会保障・税番号（マイナンバー）制度の導入を背景に、医療ICT化の推進をめぐり議論が展開されている。本報告は、海外の医療ICT 化の先進的な事例として、社会福祉先進国であるスウェーデンと、ICTを国家戦略に活用するエストニアを取り上げる。本年11月に実施したスウェーデン、エストニアでの現地調査の結果から、医療ICT化および医療データの活用等の最新事情について説明する。これら海外の事例を踏まえ、日本における医療ICT化の課題について議論したい。

【話題提供者】
森田 朗 氏
（政策研究大学院大学客員教授、SciREXセンター政策形成プロセス実践領域PM、国立社会保障・人口問題研究所長、東京大学名誉教授）

金 貝 氏
（政策研究大学院大学SciREXセンター ポストドクトラルフェロー）

【ファシリテーター】
堀田 厚 氏
（文部科学省科学技術・学術政策局企画評価課調査員（三菱電機株式会社より出向中））

2015年12月10日（木）

霞が関ナレッジスクエア　エキスパート倶楽部

政策研究大学院大学 科学技術イノベーション政策研究センター（SciREXセンター）

【お問い合わせ先】
SciREXセンター広報・アウトリーチ担当
scirex-pr(at)grips.ac.jp