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2013年02月21日-
第5回 STIG Policy Platform セミナーワークショップ「宇宙政策とガバナンス」
STIG-科学技術イノベーション政策の科学教育プログラム(東京大学)
開催趣旨 | 現在、日本の宇宙活動のガバナンスは変革期にあります。2008年の宇宙基本法を受け、2012年7月に内閣府に宇宙戦略室が設置されるとともにJAXA法も改正され、従来の研究開発に加えて、安全保障、産業振興、外交への貢献等、宇宙開発の現在の政策目的に合わせて国全体の推進体制が強化されました。一方、世界に目を向けると、米国のスペースシャトルが退役する一方で、中国が独自に有人宇宙基地建設を進めるなど、世界の宇宙開発の勢力図にも変化が見られます。東京大学公共政策大学院では、JAXAとの共同研究により2010年から「宇宙開発と公共政策」に関する大学院講座を開始し、また、有識者による「宇宙ガバナンス研究会」を立ち上げて宇宙政策や政策決定プロセスに関する研究に取り組んでいます。「宇宙ガバナンス研究会」は昨年度からアジア太平洋宇宙外交の展望を研究テーマとして研究を進めてきました。今回のワークショップはその集大成として、中国、インド、ロシアの宇宙法政策分野の有識者から最新の研究発表をご発表頂くとともに、各国の宇宙外交政策の最新動向やアジア太平洋諸国・日本との協力可能性について、公開討論を行います。 |
日時 |
2013年2月27日(水曜日)13時00分~18時00分
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場所 | 国際文化会館講堂 |
言語 | 日英同時通訳付 |
主催 | 東京大学公共政策大学院 科学技術と公共政策研究ユニット「宇宙開発と公共政策」研究プロジェクト、科学技術イノベーション政策のための科学教育・研究ユニット |
共催・協力 | 【共催】
東京大学政策ビジョン研究センター
【協力】
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) |
参加申し込み | 【参加登録】
※入場無料・事前申込制(定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。 |
プログラム | 13:00 開会挨拶「宇宙開発と公共政策」に関する研究・教育の現状と展望
城山英明 東京大学公共政策大学院 教授
吉村善範 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 国際部長
第1部 宇宙法政策に関する最新の研究発表(13:20-16:20)
13:20 「安全で持続可能な宇宙利用のための国際的なレジームの創出」
Li Shouping 北京理工大学 教授(中国)
13:55「中国における宇宙法の最新動向」
Haifeng Zhao ハルビン工業大学 教授(中国)
14:30 特別講演「航空宇宙分野での日本との協力への期待」
Johann-Dietrich Wörner ドイツ航空宇宙センター(DLR) 長官
15:00 「変化する環境と高まる期待―インドにおける宇宙法の課題」
K R Sridhara Murthi ジェーン大学 教授(インド)
15:35 「宇宙商業化に関するロシアの法的枠組み」
Olga Volynskaya ロシア連邦宇宙局 国際協力・条約局
16:10 休憩
第2部 アジア太平洋宇宙協力に関する公開討論(16:20-18:00)
青木節子 慶応義塾大学 教授
角南篤 政策研究院大学院大学 准教授
橋本靖明 防衛研究所 政治・法制研究室長
西永知史 外務省総合外交政策局宇宙室長
Li Shouping
Haifeng Zhao
K R Sridhara Murthi
Olga Volynskaya
Andrew R. Saladin 慶応義塾大学法学研究科修士課程宇宙法専修コース
城山英明(司会)
16:20 各国の宇宙政策(主に外交面)の概要
中国、インド、ロシア、インドネシア、日本
17:10 ディスカッション
①安全保障、②通商産業、③地域協力(特にアジア太平洋地域)
17:50議論のまとめ
今後の研究の視座等 城山英明
今後の研究への期待 外務省西永宇宙室長、国連COPUOS堀川康議長
18:00 閉会挨拶 城山英明 |