イノベーションデータプラットフォーム(SPIAS-β)
イノベーションデータプラットフォーム(SPIAS-β)は研究課題(競争的資金)・研究者・研究機関・論文・特許・プレスリリースデータを接続し、検索・可視化機能を搭載したデータプラットフォームとして開発しています。
データ整備
科学技術分野:JST/CRDS技術俯瞰報告書
競争的資金:日本の研究.com, 科研費
論文: JST J-global, Web of Science
特許: JST J-global, PATSTAT
操作画面
システムでは「研究機関」「研究課題」「研究者」にキーワードや条件を設定することで、該当者を検索することができます。
また「CRDS俯瞰報告書」「Funding Agency」では該当する研究課題リストを表示させることができます。
CRDS俯瞰報告書
CRDS俯瞰報告書と研究課題の関連づけ
2019年版技術俯瞰報告書では「環境・エネルギー分野(ENV)」「システム・情報科学技術分野(INF)」「ナノテクノロジー・材料分野(MAT)」「ライフサイエンス・臨床医学分野(LIF)」の4分野が設定され、その下にさらに細分化された研究開発領域が設定されています。
個々の研究開発領域のページに遷移すると、CRDS俯瞰報告書の該当部分が表示されます。
SPIASでは、CRDS俯瞰報告書の各研究開発領域の説明文章と、競争的資金の研究課題(タイトル・概要)のテキスト情報の類似性を算出し、類似性の高い課題を研究開発領域に関連する課題として抽出しています。単純なキーワード一致で抽出するのではなく、表記揺れや類似語まで含めて検索できることが特徴です。
関連付けの方法は2種類搭載されています。
研究開発領域上位0.1%:類似度を計算し、類似性が高い順に研究課題(約90万件)を並べて上位0.1%を抽出しています。1つの研究課題が複数の研究開発領域に関連づけられることもあります。
研究課題最大類似度:各研究課題に対し、最も類似度の高い研究開発領域に関連付けを行っています。1つの研究課題が1つの研究開発領域に関連づけられています。なお、集計は課題の類似度上位2,000件までの課題で実施しています。
各研究開発領域のページで、関連付けられた研究課題を集計したデータを表示させることができます。
l事業区分別 研究費推移グラフ/研究費率推移グラフ
l事業区分別 研究課題数推移グラフ/研究課題数比率推移グラフ
l研究機関別 研究費推移グラフ/研究費率推移グラフ
l研究機関別 研究課題数推移グラフ/研究課題数比率推移グラフ
研究機関
研究機関名で検索し、研究機関に所属する研究者や、獲得した研究課題のリストを表示させることができます。
研究課題
研究課題名やFunding Agencyの事業名で検索し、該当する研究課題のリストを表示させることができます。実施期間や研究費で絞り込むことが可能です。科研費の研究課題については成果論文や成果特許数で条件を設定することもできます。
科研費の研究課題については、成果論文と成果特許リストを表示させることができます。
また、科研成果論文から引用情報を用いて知識の移転経路を可視化する引用ツリー表示機能を搭載しています。
研究者
研究者名や所属研究機関、獲得した研究課題名で検索し、該当する研究者のリストを表示させることができます。
さらに論文の条件を設定して検索することも可能です。
- ・科研成果論文数
- ・科研成果特許数
- ・国際共著論文数
- ・産学連携論文数
- ・科研成果が特許から引用された回数
研究者のページでは、それまでに獲得した競争的資金(研究課題)と所属機関が表示されます。
タブを切り替えることで一緒に研究課題に関わった共同研究者、論文と特許リストを表示させることができます。
本システムはイノベーション研究のために開発した試作品です。
研究の進捗に応じてデータのアップデート・変更が随時実施されます。
試作システムであることを前提に、ご利用を希望される方は下記メールアドレスまでご相談ください。