自治体の持つ学校健診情報の可視化とその利用に向けての基盤構築
学校健診情報など自治体がもつ行政健康資料から、研究へ活用できるようにデータベースを構築する。可視化した情報を解析研究をすることで、政策、学術や産業での利活用の可能性を探る。
代表拠点:京都大学
参画拠点:政策研究大学院大学、東京大学、大阪大学
プロジェクトメンバー
氏名 | 役割 |
---|---|
川上 浩司
京都大学大学院医学研究科教授 |
プロジェクトリーダー/全体統括 |
森田 朗
政策研究大学院大学客員教授、SciREXセンターPM、国立社会保障問題研究所長 |
スパーバイズ担当 |
柴山 創太郎
東京大学特任准教授 |
調査遂行支援担当 |
平川 秀幸
大阪大学CDセンター教授 |
調査遂行支援担当 |
井出 和希
京都大学大学院医学研究科助教 |
研究(調査・解析)実務担当 |
吉田 都美
京都大学大学院医学研究科助教 |
研究(調査・解析)補助担当 |
プロジェクト概要
ライフコースデータの構築に向けた学校検診情報のデータベース化とそれに伴う倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Implications; ELSI)へのアプローチにより市民・社会との相互理解を形成し、健康情報の利活用に向けた基盤を構築することを目的としています。
学校検診情報の電子化及び収集・活用することのできる基盤が形成され、ライフコースデータの構築やデータを活用した持続可能な健康・医療政策への第一歩となることが期待されます。小児期のBMIなどの健康情報は成人期の疾患リスクの予測に繋がることも報告されており、将来的な疾患の予防を通して健康水準の向上に寄与するだけでなく、成果は健康・医療政策の立案における重要な基礎資料として活用可能であるという意義があると考えています。
具体的な内容
(1)ライフコースデータの構築に向けた健康情報のデータベース化(2)自治体の持つ学校検診情報の可視化(3)市民・社会との相互理解形成のためELSIへのアプローチ