研究力向上に向けた新たな測定指標の開発:各研究文化に適合した分野別指標と組織・ネットワークの機能指標
プロジェクトメンバー
氏名 | 役職 |
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林 隆之 | 政策研究大学院大学 教授 |
安藤 二香 | 政策研究大学院大学 専門職 |
岡村 麻子 | 政策研究大学院大学 専門職 |
川村 真理 | 政策研究大学院大学 専門職 |
行政担当部署
部署 |
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文部科学省研究振興局学術機関課、文部科学省科学技術・学術政策局企画評価課 |
取り組む課題
近年、論文数や被引用数の指標を用いて、我が国の研究生産性の低下を指摘する議論がある。一方で、研究分野毎の違いもあり、一概にジャーナル論文数のみをもって研究力を分析することには限界があり、多様な指標を設定することが必要となっている。
更には、個々の組織を独立に測定するだけでなく、組織が大学セクター等の全体の中でいかなる機能を果たしているのかというシステムレベルでの測定も求められている状況がある。こうした点を踏まえ、「研究力」自体の定義と指標を再考し、既存の指標とは異なる測定指標の開発と実際の分析が必要となっている。
プロジェクト概要
本研究では、大学等の「研究力」の定義を再考するとともに、各学問分野に適した研究成果の量・質・インパクトを測定する指標及び、個々の研究成果の枠を超えたシステムレベルでの機能を示す指標の開発と分析を行い、既存指標との違いや特徴を検討する。政府や研究コミュニティへ情報発信を随時行いながら、国全体の研究力の向上に関する議論や、共同利用・共同研究拠点といった具体的な事業への貢献等を目指す。