SciREX オープンフォーラム2022 シリーズ第1回
第6期科学技術・イノベーション基本計画を
支える宇宙技術
ユニークな要素を育てる大学の役割
城山教授は、ネットワークエコシステムを作るには「単に広い分野の関係者が集まればいいというわけでなく、それなりにユニークな関係性がうまくネットワークでつながっていくこと」が重要だと指摘しました。さらに、その具体例として、中小企業をネットワークに取り込んだ「ほどよし」の開発や、福代氏の起業に至った経緯、政府のリスクマネー供給事例が示されたことは、今回のセッションの大きな意義であったと評価しました。
大学間の緩やかなネットワークを作ることで技術の展開や人材育成を国際的に進められる上、将来は外交上のインプリケーションを持つ可能性があると議論されたことも取り上げ、「大学という場、あるいは大学間のネットワークをうまく使うということがどういう役割を果たしうるか、などを考えるきっかけになった」と総括しました。