SciREX Center紹介 SciREX Center ~政策と科学の架橋として~

SciREXセンターは、科学技術イノベーション政策に資する方法論を開発するとともに、SciREX事業の成果を集約し政策現場へつなげる場として、2014年8月に創設された。また同時に政策実務者、研究者、産業界、その他様々なステークホルダーから課題を見つけ出し、それに対応した研究を行うことで、政策研究と政策形成の両者を結びつける「架橋」としての役割を担っている。

アカデミアの知見と政策現場のニーズをつなぐ

 SciREXセンターでは、実際の政策ニーズや問題意識から政策課題を特定し、研究プロジェクトを立ち上げる。特定された政策課題は、「政策デザイン」、「政策分析・影響評価」、「政策形成プロセス実践」という3つのアプローチから分析・研究される。

 各研究プロジェクトには、自然科学から人文・社会科学まで幅広い分野の研究者が参加し、各々の知見を融合させることで政策課題の解決を目指している。また、現役の政策実務者からなる「政策リエゾン・ネットワーク」を作り、そのメンバーが研究プロジェクトに参加することで、実際の政策ニーズとマッチした解決策へとつなぐことを目指している。

政策研究と政策形成を結ぶプラットフォームへ向けて

 SciREXセンターの取組・研究の成果は、既に実際の政策形成にも活用され始めている。例えば、政府開発投資の経済効果や政策マネジメントシステムと指標のあり方などについての検討結果などが第5期科学技術基本計画の検討に活用されている。この他、科学技術外交や北極圏問題といった国家が戦略的に取り組むべき新たな課題について、様々なステークホルダーを集め議論を行い、その結果を実際の政策につなげている。

 また、SciREX事業全体の取組みや成果を発信するため、「SciREXセミナー」を開催している。本セミナーは、政策実務者が参加しやすいように霞ヶ関のカフェを会場としており、リラックスした雰囲気の中で意見交換、ネットワーク作りができるところに特徴がある。

 この度、アウトリーチ活動の一環として、本誌(SciREX Quarterly)を発行することとなった。本誌が行政、アカデミア、市民などの間の議論を活発にし、「政策のための科学」に携わる多くの人を結びつけるメディアとなることを目指していく。

(文責:SciREXセンター事務局)