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2017年07月31日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報(7月24日~7月28日)

CRDS-研究開発戦略センター

「政策の科学」関連 海外情報  期間:7月24日~7月28日
CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニットにおいて、海外の「政策のための科学」関連のインターネットサイト(例えばSOSPの掲示板であるSciSIP Listserv[1])やツィッターでの関連タグ(「政策のための科学」関連のツィートの抽出ができる)* から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を選択し、以下のとおりまとめました。(文責:林)
 
主なトピック:【情報提供】
【情報提供】

~米国:上院の歳出委員会、トランプ政権提出のエネルギー省研究予算カットを否決~ With unusual candor, Senate appropriators ‘reject’ cuts to energy research  (725)
トランプ政権によるエネルギー省の研究予算削減案に対する上院歳出委員会の態度が注目を集めていたが、予想以上にエネルギー省による研究予算の重要性を強調する結果となった。例えば、トランプ政権はAdvanced Research Projects Agency-Energy (ARPA-E)の停止を求めていたが、歳出委員会は8%の増額を示している。その報告書では、トランプ政権の予算案を"short-sighted"(近視眼的な)という表現を3回も使って批判している。今後提出される、下院歳出委員会のレポートがどのようなものになるか、注目を集めている。
http://www.sciencemag.org/news/2017/07/unusual-candor-senate-appropriators-reject-cuts-energy-research  (Science誌記事)
 
~論文:ハイテク部門の成長による受益者は誰か? - 英国におけるハイテク乗数、雇用、賃金~ Who Gains from High-Tech Growth? High Technology Multipliers, Employment and Wages in Britain (725)
英国サセックス大学科学技術政策研究部発行の論文。成長が期待されるハイテク企業誘致が地域の経済や住民の雇用に良い影響を与えるかを分析。
https://www.sussex.ac.uk/webteam/gateway/file.php?name=2017-14-swps-lee-and-clarke.pdf&site=25 (University of Sussexワーキングペーパー)
 
LSEブログ:政策立案は現在多く依存している経済的計測ではなく、より共感できるものになるべき~ Policymaking must become more empathetic rather than continuing its current overreliance on economic measures  (727)
London School of Economics and Political Scienceのブログに掲載された記事。計量的経済分析は必要だが、政策立案には、市民の幸福度を計測し総体的に反映できるような手法が開発されるべき、という主張。
http://blogs.lse.ac.uk/impactofsocialsciences/2017/07/26/policymaking-must-become-more-empathetic-rather-than-continuing-its-current-overreliance-on-economic-measures/ (LSEブログ記事) 

 
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(参考)
現在、定期的に情報収集しているサイトは以下の通り:
アカウント@MIOIR、@sppgatech、@CSPO_ASU、@SPRU、@CISTP_GW等。
 
海外情報は、【俯瞰:研究基盤】、【俯瞰:分析手法】、【俯瞰:政策デザイン】、【情報提供】、【ディスカッション】、【告知】に分類した。


[1] SOSPのHPにある掲示板。誰でも閲覧可能だが、書き込むためには登録が必要。

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