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2016年08月07日

【海外動向】科学技術イノベーション政策の科学 海外情報(8月1日~8月5日)

CRDS-研究開発戦略センター

科学技術イノベーション政策の科学関係各位、
「政策の科学」関連 海外情報  期間:8月1日~8月5
CRDS科学技術イノベ-ション政策ユニットにおいて、海外の「政策のための科学」関連のインターネットサイト(例えばSOSPの掲示板であるSciSIP Listserv[1])やツィッターでの関連タグ(「政策のための科学」関連のツィートの抽出ができる)* から、日本の「科学技術イノベーション政策の科学」関係者にとって関係が深いと思われる記事や情報を選択し、以下のとおりまとめました。   
(文責:林)
 
主なトピック:【情報提供】、【俯瞰:研究基盤】
【情報提供】
~独:ドイツ研究振興協会による学際的研究プロポーザルの分析~
Crossing Borders - Interdisciplinary Reviews and Their Effects  (8月2日)
2005年から2010年までにドイツ研究振興協会が実施する研究資金公募に提出された2万件を越える学際的研究プロポーザルのレビューを分析することにより、資金配分の効率的な方法やアカデミア全体に対する影響等について考察した。http://www.dfg.de/en/dfg_profile/facts_figures/evaluation_studies_monitoring/studies/report_interdisciplinarity/index.html (記事)
http://www.dfg.de/download/pdf/dfg_im_profil/zahlen_fakten/statistik/interdisciplinary_review_processes.pdf (レポート本文)
 
~米国:(シカゴ大学公募)国勢調査のデータ活用したエビデンスに基づく政策立案のための研究~
Request for Proposals (RFP) Using Linked Data to Advance Evidence-Based Policy Making Helping Projects Utilize the U.S. Census Bureau Linkage Infrastructure   (8月4日)
本研究公募は、シカゴ大学が進めている国勢調査データと連結する様々なデータインフラを活用し、政策の影響評価を行うパイロット研究。今後、長期的な研究も視野に入れている。本研究公募は「エビデンスベースによる政策のための評議会法」の施行に伴うものであり、成果は同評議会へ報告される。
http://www.chapinhall.org/pages/RFP-Linked-Data-Evidence-Based-Policymaking (詳細)

【俯瞰:研究基盤】
~英国:(デジタル経済法)アカデミックリサーチと政府データの融合が豊かな情報を創出する方法~
Digital Economy Bill: how academic research + government data = a rich mine of information (8月3日)
英国内閣府では、デジタル経済法を改訂することを検討中で、政府データの蓄積およびその運用について議論を重ねている。特にデータのアクセス権について慎重な議論がされている。記事では、政府データと研究者によるサーベイデータの連携により有益な情報が得られるとしている。
https://ioelondonblog.wordpress.com/2016/07/28/digital-economy-bill-how-academic-research-government-data-a-rich-mine-of-information/ (記事)
https://www.gov.uk/government/consultations/better-use-of-data-in-government (英国内閣府 ’Better use of data in government’諮問委員会報告)
 
~米国:エビデンスベースによる政策のための評議会第1回会合サマリーと発表資料~
Summary of 1st meeting of Commission on Evidence-Based policymaking(8月5日)
4月に法案として成立した「エビデンスベースによる政策のための評議会法」に基づく第1回会合が7月22日に一般公開で開催された。これを受け、会合のサマリーと発表資料が公開された。データのプライバシーおよび秘匿に関する議論や各省庁が持つ時系列データの連結について議論が行われた模様。
http://community.amstat.org/blogs/amy-nussbaum/2016/07/26/inaugural-meeting-of-the-commission-on-evidence-based-policymaking (会合サマリー)
https://www.census.gov/about/adrm/data-linkage/what/policymaking.html (発表資料集)
 
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(参考)
現在、定期的に情報収集しているサイトは以下の通り:
²  SOSP掲示板 http://www.scienceofsciencepolicy.net/listserv   
²  Twitter ハッシュタグ#scisip、#scipolicy、 #scipol、#InnovationDeficit
アカウント@MIOIR、@sppgatech、@CSPO_ASU、@SPRU、@CISTP_GW等。
²  Institute for Research on Innovation & Science  http://iris.isr.umich.edu/index.php/news/  
²  Research Infrastructure for Research and Innovation Policy Studies http://risis.eu/events/  
²  Center for Science of Science and Innovation Policy http://cssip.org/  
²  Fraunhofer Institute for Systems and Innovation Research ISI http://www.isi.fraunhofer.de/isi-en/index.php  
²  Institute For Research and Innovation in Society http://ifris.org/en/actualites/  
²  NESTA http://www.nesta.org.uk/   
²  Joint Research Centre (European Commission)  https://ec.europa.eu/jrc/
 
海外情報は、【俯瞰:研究基盤】、【俯瞰:分析手法】、【俯瞰:政策デザイン】、【情報提供】、【ディスカッション】、【告知】に分類した。
 


[1] SOSPのHPにある掲示板。誰でも閲覧可能だが、書き込むためには登録が必要。

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